ゲームオーバー

真っ暗な土砂降りの中

返り血を浴びた不気味な僕に手を差し伸べてくれたのは

貴方でした

無愛想で

時に不気味で

それでも優しかった

僕は可愛がってもらえました

裏社会でしか生きられなかった僕を

貴方は表へ引っ張り出してくれました

ありがとうございます

いまここで

お礼をさせてください

僕は

ここで

貴方の右腕、左腕となりたい

言われるがまま

動きます

戦場という名のゲームで

貴方というプレイヤーは

僕を自由に動かします

でも

ゲームオーバーにはしないで下さい

僕は

逝ってしまいます